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【漫画】『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』から推測するニューハーフの心と体の不一致によって起こる自己破壊的なマゾヒズム

投稿日:

「ボコ恋」実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちましたの表紙

『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』ペス山ポピー著 新潮社

ペス山ポピー氏の『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』から学ぶ性と体の不一致から起こる自己破壊的なマゾヒズムをニューハーフのM性にあてはめてみる。

・2018年にウェブコミックとして発表され、当時反響を呼んだペス山ポピー氏のマゾヒストとしての実体験を漫画化したエッセイ作品『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』で描かれている性と体の不一致によって引き起こされる自己破壊的なマゾヒズムについて書いてみたいなと思います。

ボコ恋のストーリー・内容 「必然的な暴力」を求めて出会いと失敗を繰り返すマゾヒストの体験談。

・この作品は連載当初は追って読む形が出来たような記憶があるのですが、現在は連載を終えて掲載終了になっているようで今は冒頭の数話だけ下記のHPにて無料公開されているようです。

新潮社:くらげバンチのサイトのリンク

この漫画で描かれているのは著者である女性のペス山ポピー氏が、鬱屈としたマゾヒズム性癖を開放するため、出会い系サイトなどを使い自らを痛めつけてくれる相手を募集し実際に体験した出会いやプレイを繰り返すお話です。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。の暴力プレイ

『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』 出会い系で知り合った男にボコボコに殴られる事で恋に落ちるマゾヒストの女性主人公。

マゾヒストの暴力性を描いた漫画・実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。

暴力で自分の「女性としての肉体」を破壊してもらうことで初めて快感を得られる主人公。

しかし、そのマゾヒズムというのがもちろん「チンコとマンコ」のような単純な性交渉ではなく、そして我々が思い描くサディズムとマゾヒズムのSM世界、縄を使った緊縛や鞭打ちなどのSMプレイと言ったレベルのものでもない。彼女が男性に求める愛の形それは

「必然的な暴力」

暴力の必然性を求める女主人公

しかし振るわれる暴力には「必然性」が必要だというこだわりがある。

ただそれだけなのです。「痛くない?大丈夫?」などの同情をよせられたり「これが気持ちよくて感じるんだろ?」などの性的な言動を浴びせられると彼女の高ぶりは一気に冷めてしまう。只々、ボコボコに殴り立ち上がれなくなり意識がなくなるほど痛めつけ、自分を破壊してくれる純粋な暴力を求めてゆくのですが、自分の思い描いていたプレイを受けることは中々出来ず自己嫌悪に陥ったりしながら自らのマゾヒズム性と葛藤し苦悶する女性の姿が描かれています。

そして、男性に膝蹴りを入れられ呼吸が止まり意識が遠のく感覚を「命がログオフする感じ」また、幼少期から違和感を覚え心の内に抑え込もうとしていた変態的な自分の感情との葛藤を牢獄と囚人に例え表現する心理描写など、漫画家・表現者としてもペス山ポピー氏はとても才気にあふれた方だと思います。

心の性と体の性の不一致により起こる「受け入れられない肉体を「破壊する」ためのマゾヒズム的衝動」

・本作『ボコ恋』は悲劇的なストーリーやショッキングなイラストを用いずとも、とても心に深く突き刺さる作品でした。そして、その刺さる物とは何か?それはやはりペス山ポピー氏が語る自己のマゾヒズム的衝動の考察を踏まえて物語が描かれていた事だと思います。

自身の性を見つめ直す作業のなかで、気づいたことがある。

ゲイのマゾヒストの男性が女の肉体を持ってこの世に生まれてきた おそらくそれが私 ペス山ポピー

受け入れられない肉体を暴力で壊す 私は自分の女性性を暴力で壊そうとしているのではないか

『ボコ恋』にはそう綴った。

思えば、幼少期の妄想のなかで、自分はいつも小さな「オス」のモンスターの姿をしていた。性欲を発散する手段も、もっぱらゲイビデオだ。

男性として男性が好きだけれど、体は女性。暴力を欲する背景に、心と体の違和があることに気づいたという。

引用:Buzz Feed News『私は、暴力にしか欲情できない 女性漫画家が向き合った「性」と「業」』

マゾヒズムの知識について浅い自分は、恥ずかしながら「痛み=快感」その様に変換される機能の付いた存在、マゾヒストとはその様な人々なのだと考えておりました。

しかし、本作を見てペス山ポピー氏のインタビューなどを読みマゾヒズムとは

暴力・虐待などで受ける苦痛により自己の肉体的違和感を破壊しようとする否定的な衝動、そしてその願望が成就されることによって湧き起こる痛みや苦痛すらをも上回る、自己肯定感がもたらす安堵の快楽という心情の機微。

つまりは外面的な自己を破壊(否定)し内面的に在る真の自分の姿を剔出(肯定)し出す衝動と行為。そんな一面がマゾヒズムにはあるのだと知りました。

もちろんこれがマゾ性の全ての仕組みだとは思いませんが、むしろ全く想像もし得なかった「外面的な自己の否定」という側面はとても興味深いものがありました。「苦痛」と「快感」という二律背反な感覚、しかしそれはこのような背景によってもたらされる心理の挙動なのだと理解することが可能になります。

受け入れることの出来ない肉体の自己破壊的な衝動。そこからニューハーフにマゾヒストが多い理由を推測する。

・そして、上述の理論をあてはめて読み解きたい事が僕にはありました。それは

「ニューハーフの女性は基本的にMが多い説」

思わず「しょうもな!」と言ってしまいたくなる稚拙で偏見的な事で申し訳ありません……。自分でもこの説をどこで聞いたのか出処もまったく覚えておりませんし、Twitterのタイムライン上で見たのかニューハーフ・男の娘物のAVの記事を書く際にどこかで見かけたのか。もしくはそんな事は誰も言ってはなく、ただ自分の願望が妄言となりさらには偽りの記憶となって脳にこびりついていたのか。

しかしながら、ペス山ポピー氏の例を今回のこの言葉にあてはめて考えてみたくなり根拠になる事例を探してみたところ、このような動画を見つけました。

ニューハーフとSとM(ノーマル男性がニューハーフになった話)

チゲ子☆アンドロイドNHさんというアーティーストやパフォーマーをされている方のようで、この方がニューハーフ業界に身をおいていて感じる「自分調べ」では、圧倒的にニューハーフはMな女性が多いとのこと……( ・ㅂ・)و ̑̑ ヨッシャ!妄想じゃなかった!

ただ、それはこの女性が再三にわたり動画内で繰り返しているようにあくまで「自分調べ」であり、またそれが精神的なマゾヒストを指すMなのかそれとも一般的な「イジられるのが好き」「男性に尽くしてしまう」のようなMなのかは定かではありません。しかし、ニューハーフの方は観察眼にとても長けた方が多いように見受けられます、この動画の投稿主の女性もニューハーフ業界で思い当たる所為が多々あったのではと、希望的観測を込めて推測しております。

そして、特に面白かったのが後半の「既婚男性がSMにハマり次第に女装をし始めて最終的にはニューハーフになる」と言った話。これも投稿主はものすごく珍しい事例だと念を押しておりますので、一般的ではないようです。

しかし、この話にペス山ポピー氏の『受け入れる事の出来ない肉体の自己破壊的衝動』の説をあてはめてることは出来ないでしょうか?

妻を持つストレートの男性がSMクラブの女王様に調教を受けたことをきっかけに、自分の中にあったマゾヒズムが目醒め始める。そして、男性はマゾヒズムを追求してゆくに連関し女装をしはじめ、女としての姿で調教される事に悦びを感じるようになり最終的には性別適合手術を受け女性としての肉体になるわけです。

つまり、マゾヒズムの覚醒と共に男性としての肉体に違和感が生じ始め、SMプレイで虐げられたり苦痛を与えられる事によって男性の肉体を破壊・否定してゆくような快楽を得られたのではないでしょうか。そして、自らも心の性と肉体の性を似せた「女装」というより一致に近い姿に寄せてゆきます。そして、最後には性別適合手術という手段で完全に自らの「男性」を破壊し、心身共に一致した女性としての存在を手に入れることができた。

この話をこのような捉え方をしてみると大変興味深い事例だと思いました。

自分では受け入れることの出来ない肉体を、他者に委ねる事で肯定する行為SMプレイ

・ペス山ポピー氏もニューハーフの方も「性同一性障害」という枠組みに一般的には組み込まれているかと思います。そして、性同一性障害者は上述の男性のように後天的に目覚めてゆくというのは珍しいらしく、多くの方は幼少の頃に既に精神と肉体の不一致に違和感を覚えると聞きます。思春期や青年期に自らの体を自分の物だと感じる事の出来ない苦しみは僕らには及びもつきません。

そして、論拠に乏しい説ですが「ニューハーフにはMが多い」は、この心と体の不一致によって引き起こされる肉体への破壊的・否定的衝動性のマゾヒズムが要因なのではないかなと思いました。

自分自身の体を受け入れることが出来ない苦しみ、しかしそれを他者に「プレイ」という形で委ねることによって一時的であれ自らを肯定することができ悦びを知れる。サディストとマゾヒストが互いを許容し合う様々な形のSMプレイ。SMとは本当に奥が深く、まだ仕組みの解明されていない精神世界なのだなと考えさせられ、またSMに限らず人間が他人に受け入れられたいと願い、そして他人を受け入れることの必然性を学びました。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。(1) (BUNCH COMICS)
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